若竹七海『心のなかの冷たい何か』

ついに文庫化ですよ奥さん。
このタイトル、グレアム・ヤングの言葉からとったものだったりするんですよ。時間の流れを感じますね……。
この作品、若竹七海さんの、傑作、といってしまうとちょっとまずいんだけど、すごく頑張ろうとしていまいち整理がついていない、んだけど、好きな人はものすごく好き、という困った作品です。もちろん私は大好きです。ある意味、若竹ベスト1。クリスマスにも最適(<ちょっと嘘かも)。

そうそう、友桐夏って七海さんっぽいんですよね。作風とかは全然違うし、率直に言って、友桐さんは拙いところが多々あるんですが、ミステリというか、仕掛けに対する態度というか。