祝・新井素子さん日本SF作家クラブ会長就任
すでにakaponさんのところでも既報(id:akapon:20090915#p1)ですが、新井素子さんが日本SF作家クラブの会長に就任されるそうです。すごい。
作家としての功績はともかく、そういう役職的なものにはあまり積極的ではない(得意そうでもない)印象なのでびっくりですが、歴代の会長さんを見ると、そろそろ素子さんの番なのかなあという気もしてきました。
なんとなく昔のSF Japanに掲載された、日本SF大賞受賞時のインタビューを読み返したり。
私、大抵の場合、肩書きは“作家”ってことになっています。
勿論これで正しいんですが……ただ、私本人に一言、「肩書きはどうしましょう?」って聞いていただければ、“SF作家”って答えてます。
だって、憧れていたんだもの、なりたかったんだもの、SF作家。中学、高校時代、私は、どんなにどんなに、SF作家ってものに憧れ、それになりたかったことでしょう。
だから、自分の肩書きを自分に聞かれれば、返事は“SF作家”。
(以下略)
(新井素子 受賞の言葉『肩書きはSF作家』より)
この続きもまたいい話なので、読んでたら泣けてきたんですが、それはともかく。
あらためて読み返してみて。「SF作家」という言葉にこういう思い入れのある人が、SF作家クラブの会長になるのもよいかも、と素朴に思いました。おめでとうございます!