WIDEプロジェクト『日本でインターネットはどのように創られたのか』

WIDEプロジェクト20周年記念ということで、WIDEの公式っぽい20年史、といった本。20周年に寄せるメッセージの中に石田晴久さんが含まれていたりするのをみるとつい天を仰いでしまったり。やっぱりこういう風に、オフィシャルな形で歴史が編まれるのはいいですね。もちろんそれとは別に、偏った視点からの歴史が語られるのも興味深いとは思いますが、そのような逸脱が許されるのも「正史」があるからこそ、ということもあるでしょうし。

個人的には最後の「あとがきにかえて」で、「『bit』編集長から見たWIDE 20 years」と「『INTERNET magazine』編集長から見たWIDE 20 years」がツボでした。こういう風に人はつながっていくんですね。