英語で高橋メソッドする場合の注意点とフォント

http://kakutani.com/20080906.html#p01

(↑このプレゼンって、「RubyKaigiの発表は、ゆるふわスライド以外誰もおぼえていなかった」というネタしかみんなおぼえていないと思うんですが、それって角谷さんの狙い通りなんでしょうか……)

英語の場合、とにかく「単語のスペルが(物理的に横に)長い」という問題が生じます。日本語だと「開発者」で済むんだけど、英語だと「developer」になるとか。これは、とにかく文字を大きくしたい高橋メソッドとしては大問題になります。

回避策として、略語を用いるといった手法もありますが、日本人なんで英語の略語のニュアンスには自信がなかったりします。ので、できればfull spellingで書きたいところです。とにかく伝わらなければ始まらないので。

そこでおすすめなのは、横幅が狭いフォントを使うことです。私がRubyConfで使ったのは、Helvetica Condesed Blackです。
http://www.linotype.com/12573/helveticablackcondensed-font.html
↑「Black Condensed」だけど同じものっぽい(自信なし)。

Neue Helveticaは若干横が長いみたいです。また、Helveticaのもっと細いものとして、CompressedやExtra Compressedもありますが、ちょっと無理やり細くしている感があったのでやめました。

他の書体を使うのもいいと思いますが、私はあまり奇をてらわない、オーソドックスなフォントが好きなので、Helveticaを使ってます。

以上、参考になれば。

余談

高橋メソッドを使ってみたい方へのアドバイス

  • 初心者向け:とにかく伝わることを最優先にする。そのためには、スライド資料としてはとにかく読める/見えることを最優先にする。
  • 中級者向け:伝えられない点は全て捨てる。もともとのテーマが伝わりにくいものだったらテーマをずらしたり変えたりすることも辞さない。
  • 上級者向け:というか、ふつうは短時間のプレゼン程度では何も伝わるわけがない(例えばネタスライドページしかおぼえていないとか)ので、もともとのテーマを伝えることはあきらめる。代わりに、せめてアテンションだけでも得られることを目指す。心あるひとはあとで検索してくれるはず。はず。