『Rubyの絵本』その後

やっぱりいろいろ気になるので、『Rubyの絵本』は赤ペン片手に再読してみました。チェックしたのは20箇所くらいでしょうか。 全部が全部間違いの指摘、というわけでもなく、動きには問題なさそうだけど単に気になったというだけ、というのも含めてそれくらい。

あと、『Cの絵本』『C#の絵本』『Javaの絵本』『JavaScriptの絵本』『PHPの絵本』などをぱらぱらと読んでみました。あるいは他の言語の本をそのまま写したのかな? とも思っていたのですが、それぞれ違っていて、それなりにていねいな仕事にはなっている模様。いやまあ言語が違うので合わせるにも限界があるんでしょうけど。

ただ、その言語について相当詳しくないと、その言語の本の入門書が適切かどうかっていうのは評価しづらいですね。特に「絵本」では思い切った取捨選択をしないとそもそも成立しないと思うのですが、その取捨選択基準が評価できません。ので、C#とかJavaとかの絵本は、いいのか悪いのかなんとも言えません。

それにしても、なんでRubyだと、インデントが4スペースだったりメソッド名がcamelCaseだったりするだけで、妙に落ち着かない気分になるんでしょうね。camelCaseはともかく(Javaでアンダースコア区切りのメソッド名だったら相当異様でしょうし)、インデントが2だったり4だったりするだけで違和感があるのは、例えばJSだとそんなに気になるわけではないので、なにかが違うんでしょうか。

eachがなかなか出てこない(ためにforループが前半では活躍する)のも、eachよりもforの方が分かりやすく、最終的にeachを使うようになるのであれば何も問題ないのですが、それはちょっと怪しいかも。うーん。

あ、あと、ファイルの読み書きにblockを使って自動的にcloseにさせる、という例と、例外でのensureの処理は説明してほしかったです(ensureはせっかく索引にあることですし)。でも説明すると長くなっちゃうのは避けられないかも。それでもなんとかしてほしかった、と思います。

Rubyの絵本

Rubyの絵本