本日の購買記録

ジュンク堂に買い出しに行ってきました。

Mark Richards, John Alderman『Core Memory ―ヴィンテージコンピュータの美』

美しい本。昔のコンピュータの写真集。
いきなりZ3の復元モデルの写真から入っているのがマニアック。コアメモリの集積回路や、ENIAC真空管の輝きも美しいです。
また、IBM System/360や、PDP-8、IMP(ARPANETのパケット交換機)、Altair 8800(ゲイツとアレンがBASICを動かしたマシン)、アポロ誘導コンピュータ、CDC 6600やCray-1・2・3、Apple Iなどなど、計算機の歴史に残る様々な名機が、おそらくは本来の宣伝広報物よりも格段に美しく(たぶん)記録されています。そういうのが好きな人にはおすすめ。
池袋ジュンク堂ではパネルにして通路に並べてありました。

追記: 原著のサイト: http://www.corememoryproject.com/main.php (http://d.hatena.ne.jp/tamaotto/20080221/1203608403 より)

Core Memory ―ヴィンテージコンピュータの美

Core Memory ―ヴィンテージコンピュータの美

Joe Armstrong『プログラミングErlang

真打登場、というところでしょうか。
Erlangの開発者Joe Armstrongによる、達人出版ことPragmatic Bookshelfの『Programming Erlang』の訳書が、オーム社から出ました。まだ読んでない、というかさすがにErlangはぱらぱらめくった程度ではいい本なんだかどうだかよく分からないのですが、やっぱり本家は内容もしっかりしてそうです。

プログラミングErlang

プログラミングErlang

Brian Marick『Rubyスクリプティングテクニック』

やっと入手しました。
これですが、サブタイトルの「テスト駆動による日常業務処理術」というのは果てしなく釣りに近いのでは? 実際には、品質管理的な意味合いでの「テストの専門家」が日常業務(=テスト)を楽にするための本、ということっぽいような(ざっと読んだだけですが)。
なお、この本はテスト実行の自動化については否定的なようで、それについて「はじめに」で半ページほど割いて説明しています。

というわけで、テスタやシステム管理者のような、日常的にプログラムをがりごり書いている人ではない人がふだんやっているような作業を簡略化するためにRubyを使いましょう、という本のようです。本格的にRailsで開発したい、とかいう人は他の本も読む必要があるでしょうが、Rubyそのものの使いこなしという意味ではこの本から入るのもよいかと。

Rubyスクリプティングテクニック ―テスト駆動による日常業務処理術

Rubyスクリプティングテクニック ―テスト駆動による日常業務処理術

大津真『ActionScript 3.0 プログラミング入門 for Adobe Flash CS3』

ActionScript 3.0のまた新たな本が。
後ろの数ページにFlex 2 SDKのことも書いていますが、基本的にはFlashの本。筆者はJavaScriptの本も出しているひとなので、それなりに言語のことも書いてあるような気もしますが、プログラミング言語の本として期待するのはさすがに厳しいかも。

ActionScript 3.0 プログラミング入門 - for Adobe Flash CS3

ActionScript 3.0 プログラミング入門 - for Adobe Flash CS3

Chris Crawford『クロフォードのインタラクティブデザイン論』

激しくいまさらですが買ってなかったので。UIはそのうちちゃんと勉強したいと思っていますが、思っているだけで終わってしまうかも。

クロフォードのインタラクティブデザイン論

クロフォードのインタラクティブデザイン論

小松左京小松左京自伝―実存を求めて』

日経に載った「私の履歴書」、小松左京マガジンの自作を語る、そして高橋和巳について語った本。
そういえば日本沈没の第2部はまだ買ってないのでした。今度買おう。

小松左京自伝―実存を求めて

小松左京自伝―実存を求めて

石田晴久編『改訂新版 コンピュータの名著・古典100冊』

名著のリストとして。やっぱりあんまりアクがない感じ。もうちょっと個性があってもいいと思うんですけどねえ。まあ、それはさすがにないものねだりでしょうか。

改訂新版 コンピュータの名著・古典100冊

改訂新版 コンピュータの名著・古典100冊

池谷裕二『怖いくらい通じるカタカナ英語の法則』

気休め用。聞けるよりもしゃべれるのが重要なので。
なんか文体がいかにもうさんくさそげな英語入門書文体になっているような気がしますが、もともと著者の文体がそんな感じなんでしょうか。とはいえ、中身はそれなりに役に立ちそうな予感がします。