「冒険」のビジネス価値

ひがさんの話はさておいても、日本では「優等生的なこと、バランスをとること、冒険しないこと」=「ビジネス向き」という風潮が強いように思います(というか、Seasarに対してもそういう風当たりがあるんじゃないかと。ひがさんが望むSeasarの進化の速度は、Seasarをビジネスに利用したい人の望む速度より速すぎると思われてるんじゃないかと妄想しています。外野からの勝手な観察ですが)。でも、それって本来おかしいですよね。ビジネスなんだから、常に競合他社との差別化を図るような価値を持っていないといけないわけで、それには他社のやっていないこと=冒険を含まざるをえないはず。もちろん失敗すると会社がこけるほどの冒険を次々にやる企業は継続しえないでしょうから(確率の問題として)、その冒険の幅や方向性はありますが、何もしないのはビジネスの面からも評価できない。

新しい何かを「ビジネスに向かない」という人がいても、それは「自分のビジネスに向かない」というだけ。何かしら有用な価値はビジネスに対して中立なはずです(もちろん、そのターゲットが広いか狭いかはあって、冒険的なものは狭くなりがちかもしれませんが、でもそれはそこをターゲットにしてビジネスしてる人には関係ないわけで)。……という話の続きは、「楽しさのビジネス価値」を強調するかくたにさんがしてくれると思います :D