西野哲朗『P=NP?問題へのアプローチ』

P=NP?問題へのアプローチ

P=NP?問題へのアプローチ

「?」にどういう意味が? と思いきや、単に未解決問題なことを強調したかっただけっぽい。なんと。

で、この本ではP=NP問題をさらりと触れた後、回路計算量理論の話があり、そして量子計算量理論からのP=NP問題へのアプローチを解説した後、研究史的なものでしめる、という構成。今どきはP=NPに量子計算が絡んでくる、ということでしょうか。なんかすごいですね……。