紺野キタ『つづきはまた明日』(1)

つづきはまた明日 1 (バーズコミックス ガールズコレクション)

つづきはまた明日 1 (バーズコミックス ガールズコレクション)

これはまた微妙に重い設定……。

紺野キタは独特の重いタッチと、ふわっと日常からファンタジーに移行するスマートさがいつも魅力的。あと、妙に大人びているところと。

話としては、藤沢さんのお父さんが気になる。「雨の日」の冒頭、さらっと描かれているだけだけれど(この話も、冒頭のこころもち重そうな話から始まって、いきなり空想の世界に突っ走るところのバランスの妙が素晴らしい。いかにも紺野キタ、な小品)。