志賀浩二『大人のための数学5 抽象への憧れ』
抽象への憧れ−位相空間:20世紀数学のパラダイム (大人のための数学 5)
- 作者: 志賀浩二
- 出版社/メーカー: 紀伊國屋書店
- 発売日: 2008/08/27
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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シリーズもの。ついに位相空間。
位相空間って、数字というか、数式がほとんど出てこないので、いかにも20世紀な香りがしますね。数字が苦手な人でも位相空間なら大丈夫ですよ!(<大嘘。相当論理的能力とイメージ化能力が必要そうな気がする。むしろ数字があった方が具体的で楽だと思う) 結城さんもぜひ『20世紀数学ガール』とかいうタイトルでこの辺りをミルカさんに語らせてあげてください!!
ちなみにプログラミング方面的には、関数型言語の意味論として出てくる表示的意味論で使われる領域理論で、位相空間が出てきます。ので、勉強しておくといいかも(といっても、表示的意味論がわかったところで関数型プログラミングの役に立つわけではないのがなんとも)。