Rubyの「原典」

言いたいことは分かりますし基本的には同意なのですが、「オブジェクト指向スクリプト言語Ruby」はさすがにamazonで1万円以上も払って読む価値があるかと言われるとちょっと微妙。ふつうに本屋さんで新刊が売ってれば買ってもいいかもしれませんが、それでもあれだけ古いバージョンだとちょっと難があります。

というか、まつもとさんの意図とかを知りたいのであれば、ruby-listやruby-devのMLアーカイブを繙いてほしい気もします。ノイズも多いけど、得られるものも多いはず。

どうしてもまつもとさんが書いたRubyについての本が読みたい! ということであれば、単著ではありませんが、『Rubyアプリケーションプログラミング』が良いかも。最初の2章、「イントロダクション:Rubyとは」と「オブジェクト指向プログラミング」という、核となる辺りの文章をまつもとさんが書かれているので、このあたりについてのまつもとさんの考え方の一端に触れることはできます。

……とかなんとか言ったところで、やっぱりRubyの「原典」は、Rubyソースコードだと思うんですけどね。

Rubyアプリケーションプログラミング

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