円城塔『Boy's Surface』

Boy’s Surface (ハヤカワSFシリーズ―Jコレクション)

Boy’s Surface (ハヤカワSFシリーズ―Jコレクション)

ピンクがまぶしい表紙。

表題作はSFMで読みました。初恋、というよりも片想いの物語。ちょっと数学っぽい意匠をまとわせてはいるけれど。

誰かと、誰かを想像することを一致させる極限。それがレフラーの目指したものだ。

そしてこの物語自体がその構造を反復していて。こんな物語の読者と、この物語の読者を想像しながら物語を書き綴ることの極限。それこそが作者にとっての物語なのでしょう。

それ以外はあとで読む。