あるべきクックブック
メモ。
久し振りに2chを見たら歓迎されてなかったみたいでちょっとへこんだんですが、もうちょっと考えを続けてみます。
「あるべきクックブック」とはどのようなものか。
- 初心者がつまづきそうなところから上級者でこそ使いこなせる技まで一通り紹介されている
- 内容も基本的なところから各ライブラリの使いこなしまで対象としている
- 持ち運ぶにも手ごろで、かつ読みにくくない大きさ
- 価格も安い
いやまあそんなものは誰もできるとは思ってないですよね、さすがに。
実際には、ある程度のバランスが求められていて、そのバランスが適切ではない場合、不満の声が挙がる。
- 誰がどう見てもバランスが悪い場合
- ある人にはバランスがよくても、他の人(あるいは自分)には悪い場合
- ある時点ではバランスがよくても、今は悪い場合
ケースはいろいろある。実際にはどこかで決定しなければならない。
対象読者層の想定により、扱う内容・扱わない内容が決められ、同時に価格も決まり、ボリュームも決まる。
他の書籍やネット上から得られる情報とのバランスも考慮する。ネット上のリファレンスマニュアルとかぶるような内容は別の載せる必要はない。
また、レーベルやパッケージも考慮しなければならない。オライリーには『オライリーっぽい本』が求められ、ソフトバンククリエイティブには『ソフトバンクっぽい本』が求められ、オーム社には『オーム社っぽい本』が求められ、翔泳社には『翔泳社っぽい本』が求めれる……のか? いずれにしても、パッケージと内容がそぐわない場合、読者からしてみれば裏切られた気分になる。それはお互い不幸。
それとは別に、出版社の事情やら筆者の事情、翻訳書なら訳者の事情も絡んでくる。が、読者にとってはそんなことはどうでもいい。その本がどのように自分の前に立ち現れるか(あるいは現れないか)が全て。