世界一簡単・便利・安全なWindows版Rubyのインストール方法

Windows版のRubyのインストールが難しい、という話があるようなので、簡単で安全なRubyのインストール方法を紹介します。

0. InstantRailsのバイナリをダウンロードします。現在の最新版は1.3aです。 http://rubyforge.org/frs/?group_id=904 から「InstantRails-1.3a-win.zip」というファイルをクリックしてください。50MB以上ありますが、気にせず気長に待ちましょう。
1. 展開します。便利な圧縮・展開ソフトがインストールされていれば、ダブルクリックするだけとかで展開されるでしょう。
2. ディレクトリ名にスペース(空白文字)が入らない場所にフォルダごと移動します。何も考えたくなければC:\InstantRails-1.3\などというディレクトリに移動すればよいでしょう。

これでおしまいです。One-Click InstallerやASRと同じかそれ以上に簡単で手っ取り早いです(ダウンロードしている時間を除けば)。環境変数をいじったりする必要もありません。ついでにApachePHPMySQLもインストールされてしまいますが、必要ないひとは気にしないでください。

Rubyを実行するには、以下のようにします。

1. InstantRails.exeを起動します。ダブルクリックすればOK。最初の起動の時にパスがどうしたこうしたと言われるかもしれませんが、気にせずOKでよいです。
2. 左上にある「I」みたいな変なマークをクリックします。するとメニューが表示されるので、「Rails Applications」→「Open Ruby Console Window」を選びます。
3. コマンドプロンプトが表示されるので、「ruby」と入力するとRubyインタプリタが実行できます。対話式に使いたいひとは、「irb」と入力すると、irbこと対話型Rubyが使えます。

RubyGemsもインストールされるので、「gem install 【gemライブラリ名】」とするだけで、gemsのインストールができます。便利ですね。Railsにいたっては、インストールするまでもなく標準でついてきます。気が利いてますね。

Cygwinがないとどうしたこうしたとか、英語しか出てこないインストーラに萎えていたのも昔の話です。試すだけ試してみて、やっぱRubyいらないや、時代はPythonだよね、という手のひら返しなあなたにとっても、ディレクトリごと削除するだけアンインストールできるので安心です。
というわけで、WindowsユーザでRubyを試してみたい方には、InstantRailsをインストールしてみるのはいかがでしょうか。

……いやまあ、本格的に利用するならOne-Click InstallerやASRをインストールしといた方がいいような気もしますけど。でも、実際最近はInstantRails版のRubyを使ってばっかりなんだよなあ(いつでもconsoleが立ち上がっているので)。