WEB+DB PRESS 8周年記念号の表紙

ができたらしいです。

今回は松田さんと一緒に、Rubyについて書かせていただきました。松田さん、そして編集の稲尾さんにはたいへんお世話になりました。ありがとうございました。

#あー、「スペシャルな原稿」の方もそのうちなんとかしたいと思っておりますです>土井さん

旧九天社で出してた本のうち他社から再刊されたもの

なんとなく気になったので、並べてみます。まだまだ他にもありそう。

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圧倒的にオーム社が多いけれど、他の出版社からも出ているようです。

竹岡葉月の小説は「ハンドルが壊れている」のだと思う。

メモ。

まつもと ゆきひろさんは、ハッカーには「ブレーキが壊れている」人が多い、といったような表現を良くしている。それに例えていうなら、竹岡葉月の小説は、「ハンドルが壊れている」のだと思う。

ハンドルが壊れているというのは、要するにとにかくまっすぐ進むしかない、ということだ。いちおうブレーキはあるので、いったん減速することもできなくはない。のだけれど、結局いつかはアクセルを踏み込んで前進するしかない。なので、ブレーキがあったとしてもそれはあくまで一時的なもので、最後はアクセルを踏み込むしかない。

竹岡葉月の小説に出てくるキャラクター達は、みんなそんな人間ばかりだ。

夢は叶えようと努力するしかない。人はみんな信じるしかない。チャンスやピンチが来たら逃げるわけにはいかない。言い訳なんてどうでもよくて、とにかく、とにかく、できることは前に進むこと、それしかない。

選択肢なんてありえない。迷うことだってないわけじゃないけど、結局最後に選べるのはたった一つ。「GO!」 だけだ。

コバルトで書いていた頃もそうだったけど、『マイフェアSISTER』『SH@PPLE』『オトナリサンライク』、どれもこれも、変化球なんて使わない。使えない、のかもしれないけれど、それはたいした違いじゃない。とにかく直球ストレート。合間に挟まる軽口や小ネタは、そんなストレートさの照れ隠しなんじゃないか、という気もしないではない。

多少左右に曲がれるようになった感じもあったとしても、それは体重の掛け方を会得したくらいで、別にハンドルが使えるようになったわけじゃない。

それでも、ちゃんと面白いお話になるのが、竹岡葉月のよいところだ。

それはたぶん、竹岡葉月のハンドルの壊れ具合は本物だからだ。シャレやネタや受け狙いや技巧のみでやっているのではない。本気で全力で、アクセルを踏み込むことの正しさを確信しているか、あるいはハンドルで逃げることを拒絶しているか。そしてそこで紡がれていく物語の正しさを、あるいはたとえそれが拙かったとしても、それは単に技巧の問題でしかなく、本質としてはそれ以外の紡ぎ方などありえないことを知っている。知っていると確信している。それが彼女の作品の強さなのだと思う。

いつか竹岡葉月がブレイクするといいな、と思う。葉月さんのことだ、もしもブレイクしたとしても、きっとハンドルは壊れっぱなしのはずだから。

SH@PPLE〈1〉 (富士見ファンタジア文庫)

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SH@PPLE―しゃっぷる―(2) (富士見ファンタジア文庫)

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オトナリサンライク (ファミ通文庫)

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