2011年の日本における電子書籍を考える

メモ。今年の抱負を考えようとしたらまとまらなかったので。あとでいじるかも←ちょっとずついじってます

  • たぶん今年は本格的にそれなりの規模の電子書籍ビジネスの立ちあげが始まるはず
    • Apple/Amazon/Googleもさすがに日本に来て欲しい感じ
    • 縦書きとかルビとかが問題?
      • EPUB3を待つ/XMDFとか.bookとかをライセンス/独自開発/横組で行く、の4択?
        • 国際的なプラットフォームで縦書き独自開発するほどの動機は見当たらない予感
      • EPUB3でまともにきれいな縦書きがレンダリングできるようになるのは年内は難しいかも
        • というか、HTML5+CSS3を普通に使った版面でリアルタイムにきれいな縦書きができるようになるのって色々無茶な気がする
        • 縦書きではそんなに複雑なレイアウトは使わないよ、と言ったところでレンダリングエンジンが共通ならそんなのエンジン開発者は気にするはずもなく
        • そしてきれいじゃない縦書きって受け入れられるの?(それなら横書きでいいんじゃね?)という素朴なギモンが
      • Kindleに縦書きが来たとして、残念なフォントにぐだぐだの組みとかだったらみんなどうすんのかな
      • いずれにしても年内ならうちは横組かLaTeXかしか使えなさそう
        • あ、でも中間フォーマットとEPUBのコンバータには興味あります
    • 国内から上記A/A/Gみたいな動きができるところが出るとは到底思えない
      • と言っては身も蓋もないんだけどそこから始めないとどうしようもない
    • BookServerみたいなのにのっかる?
      • よく知らない。すみません
  • 個人向け制作・販売システムはいくつか立ち上がるはず
    • 原理的にはブログホスティングサービス+ダウンロード課金機能程度と変わらないので
    • その場合ブランディングというか広報が問題
      • 一部ベストセラーを除いて制作者が自分でブランディング頑張れ路線になるのでは
      • しんどいし、何かもったいない気もする。まあコスト的に広報>執筆という話も一理あるとは思うけど
    • プロ向けというか、専門ジャンル向けとはまたちょっと路線が違うような
      • 違うのはワークフローというか、ターゲットに合わせた制作プロセスと広報。結局そこがすべて。
  • ソーシャル機能はどこまで来るか不明
    • サービスはそれなりに立ち上がるはず
    • 本格的に参入するには多数の読者が必要。どうやって集める?
    • 囲い込みは難しそう。いろんなプラットフォームにたくさん載るはず
    • メタデータの交換は可能? 技術的にというより、事業的に。
      • やっぱり無理やりでも一社独占で囲い込まないと立ち上がらない?
      • メタデータマッシュアップ?? できるのかなあ…
        • SNS間でコンテンツを交換するのと同程度にムリそうな予感
    • ソーシャルライティングは地道に頑張ります
  • 業界内では合従連衡が始まるはず
    • つぶれたり、吸収されたり、提携したり
    • 無視はできないけど、ある程度距離を置いて、自分の立ち位置を確保しないと続かないはず。悩ましい…
    • たぶん、外部販売サービスへうちのコンテンツを提供することと、他社コンテンツをうちで売ることはやらないといけないような気がする
      • あるいはうちのシステムを外部へ提供できるようにするとか
      • やることはいっぱいありそうだな…頑張ります。